マットについて

こちらでは、マットについて説明を行います。
このページをご覧になられている方の多くは、初めて飼育をする方やまだまだ不慣れな方が多いのではないでしょうか?そこで今回はマットについて深く掘り下げていこうかと思います🙇

マットとは??

言葉の由来は…

よく耳にするマットという言葉ですが、もともとマットとはクワガタの好む朽木で構成されており、それを粉砕し粉状(おが粉)にした成虫を飼育するためのもの(ケースに入れて成虫を飼育するためのもの)をマットと呼んでいました。ですが現在マットには大きく分けると2つの意味があります。その大きな分かれ道となるのが「成虫」「幼虫」どちらに使うかで分かれます。

成虫に使用する場合

まずは冒頭でもお話しした通り「成虫」に使う場合のマットとは、床敷用のマットを指します。成虫をケースに入れて飼育する時に使う未発酵の物で、成虫飼育(床敷)用マットと呼ばれます。※商品によっては成虫管理用マットと呼ぶ場合もあります!人間で例えるならば寝具です✨
※Y'sほんぽでは、フジコンさんの「ブリーダーフレークN」という未発酵のマットを使用しています🙇

※成虫を管理、飼育する場合は未発酵のマットを使いましょう。発酵しているマットを使ってしまうと、害虫が寄ってきたり、マットの清潔感が保てなかったりとデメリットがあります。

幼虫に使用する場合

もう1つは「幼虫」に使われる場合です。その場合はマット=エサの意味を持ちます。この場合のマットは幼虫育成用マットと呼ばれており、幼虫を育成(育てる)するために使われる物(エサ)のことを指します。
幼虫は成虫の様にゼリーを食べて成長するのではなく、おが粉を食べて成長します。そのおが粉を人の手で再現するために、広葉樹を粉砕した物を発酵させて使用することで、おが粉を再現しています。そのため幼虫を育成する場合に使用するマットは、発酵しているマットを使います。

発酵マットと菌糸ビン

幼虫を育成させるために使用する物を発酵マットと説明しましたが、実は幼虫を育成させるための物(方法)がもうひとつあり、今はそちらが主流となっています。それが菌糸ビンを使った育成方法です。

いまの幼虫育成の主流は、菌糸ビンを使った育成方法となります。
(マットでの育成)と(菌糸ビンを使った育成)は、やり方は違いますが、どちらも幼虫を育成する方法となります。菌糸ビンを使う方が安定して大きく長生きに育てることが出来ます。ですがデメリットもあり、発酵マットでの育成よりも菌糸ビンを使う育成のほうが費用がかかります。

まとめ…

マットは、成虫で使用するか幼虫で使用するかで意味が異なりますが、お話した通りもともとは成虫飼育用(敷布団)のマットを指していた言葉です。今では「朽木を粉砕した粉状の物(おが粉)=マット」という意味に変化してきました。

成虫用マット:おが粉+水分
幼虫用マット:おが粉+水分+特殊酵母+栄養成分
菌糸ビン:おが粉+水分+キノコ菌+栄養成分
※全ておが粉が使われています。菌糸ビンはマットでは無く「菌糸ビン」と呼ばれます。

現在マットには
①成虫飼育用マット
②幼虫育成用マット

2つの意味があることを覚えておきましょう😊

今回はマットについてお話をしましたが、もしご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さい⭐️